▲最近登った山▲2003年12月上旬  写真上でクリックすると拡大表示します
▲12月10日、美杉村杉平から学能堂山に登りました。▲ NEW
▲12月7日、仁柿峠から局ヶ岳に登りました。▲
▲12月4日、尾鷲市名柄町から八鬼山に登りました。▲
▲12月2日、尾根コースで古ヶ丸山へ登りました。▲

12月10日(水)、美杉村杉平から学能堂山へ

【山 名】
【山 域】
【天 候】
【形 態】
【コースタイム】

学能堂山(1022m)
美杉村/奈良県御杖村
晴時々曇
日帰り1日 単独
水谷林道空き地(7:35)
 −(0:05)−
林道分岐(7:40)
 −(0:10)−
山道へ(7:50)
 −(0:25)−
林道終点(8:15)
 −(0:30)−
尾根に上がる(8:45-8:50)
 −(0:20)−
学能堂山頂上(9:10-10:05)
 往路を戻る
 −(0:55)−
駐車地帰着(11:00)
――――――――――
歩行時間=2時間25分
 往路=1:30
 復路=0:55
総時間=3時間25分

1210tyou.jpg (44744 バイト)
頂上風景
彼方に室生の山々が見える。

――――――――――――――――――――
1210isi.jpg (43599 バイト)
 伊勢本街道(368号線)の道標
水谷林道入口にある。

1210kuzure.jpg (52535 バイト)
 林道の崩れ箇所

1210syuu.jpg (52320 バイト)
 林道終点
左:車の回転場 右:登山道

1210sugi.jpg (45733 バイト)
 杉の美林が続く

1210bunki.jpg (49905 バイト)
 尾根に上がり左折する。

1210miti.jpg (48166 バイト)
 尾根道。

1210kemono.jpg (158905 バイト)
 けものみち。

1210siruri.jpg (49095 バイト)
 間伐中の植林
普通根元30cm位で伐るのだが、
赤テープの付いているのはその上で
伐っている。登山者への心遣いだ。

1210rindo.jpg (50061 バイト)
 復路は林道を歩いた。
山仕事の人たちが入っている。

1210minami.jpg (42342 バイト)
三峰山の南斜面

 学能堂山は、三峰山と大洞山の中間にある、360度の眺望のきく静かな山である。登山道は三重県側美杉村杉平からのコースと奈良県側御杖村神末上村からのコースがよく使われている。今日は杉平コースをとる。
 杉平は県境に近い368号線(昔は伊勢本街道と呼ばれた)沿いの集落である。桜で有名な三多気にも近い。登山口へは水谷林道を上がらなければならない。松阪・津方面から来た場合、杉平バス停を数十m進んだ所で左に入る。左掲写真の「いせみち」と記した道標が目印である。
 本当は「三多気の桜公園」あたりの駐車場に駐めておいた方がいいのだけれど、今日の午後はついでのことに室生の山々の姿を見たいと思っているので、時間節約で林道脇の空き地に駐めることにする。368号線を左折するとしばらくは舗装路であるが、すぐダートになる。路肩の崩れた所を慎重に通過、大洞山がくっきり見えるちょっとした空き地に駐める。支度をしているとRV車が慣れたスピードで上がっていった。山仕事の人たちであろう。この山は盛んに山の手入れや伐採がされていて搬材の大型トラックが入ってきたりするので駐車等邪魔にならないようにしておかなければならない。
 7時35分出発。数分のところに林道の分岐がある。登山者のためにも朽ちかけた分岐標識があるので、それに従って左折。10分ほどで林道から山道へ。左手に大洞山が大きく見える所である。杉の植林内を尾根に上がるまで1時間ほど歩く。途中先程の林道の終点があって一息つける。この植林は現在間伐の手入れがされている。白やピンクのテープが巻いてあるが、これは登山用ではなく山仕事用のものであるので、うっかりそれに誘われてへんな所に誘い込まれないように。登山用は赤テープで枝や切り株に付いている。目の高さにテープがついた木が間伐対象になると仕事の人たちはその上で伐ってくれている。間伐材を登山道にかけないような心遣いも行き届いている。ありがたいことだ。
 8時45分、尾根に上がって数分休憩。左に折れて杉の木立の廊下をゆるく登っていくと自然林と植林の間を行くようになる。鹿除けネットに守られた若木は密植で共倒れになりそうだ。
 この尾根で前回2頭のバンビにあった。ときどき登山道を横切るけもの道はイノシシが通っていそうなのでイノシシ除けに熊鈴を鳴らし手をたたいたりしているが、効果はあるのだろうか。
 9時10分、頂上に着く。まず三峰山から修験業山・栗ノ木岳に続く稜線が目に飛びこんできたのでザックを下ろすのもそこそこに三脚を立てる。だが下では晴れていたのに今は曇りがちとなりそのうえ逆光だ。せっかく霧氷の帽子をかぶっているのに、とぶつぶつ言いながら何枚か撮る。
 この頂上は多少ススキに邪魔されるものの360度の眺望がきく。快晴であれば快哉を叫ぶところであるが、そんな好機にはなかなかめぐりあえない。曇りがちとはいえ、室生の山々、高見山・三峰山、局ヶ岳、堀坂山・矢頭山、尼ヶ岳・大洞山・・・と日頃親しくしている山々と対話するのが楽しい。
 頂上に1時間近くいたら体がすっかり凍ってしまった。10時5分、「また来てね」の立て札に見送られて下山開始。林道終点から今度は林道歩きをする。春から秋にかけては思いがけない花に逢えたりするが、今日はひたすら歩くだけだ。途中山仕事の人たちの車が数台とまっていて山間からチェンソーの音が聞こえてきた。ご苦労様。
 11時に駐車地に戻って車内で昼食をとったのち、368号線で県境を越えて神末上村からの登山口、三峰山への登山口あたりを探ってみた。戻って369号線に入って開路トンネル手前から抜け道をとって杉谷に出て166号線を高見山や三峰山・栗ノ木岳、局ヶ岳等々眺めたり撮ったりしながら帰ったのであった。

1210oobo.jpg (39071 バイト)
左:大洞山 右:尼ヶ岳

1210tubo.jpg (40891 バイト)
局ヶ岳

1210takami.jpg (40493 バイト)
高見山
北斜面に白いものが見える。

1210kita.jpg (37997 バイト)
三峰山の北斜面
雪ではなく霧氷であろう。

12月7日(日)、仁柿峠栗又から局ヶ岳へ

【山 名】
【山 域】
【天 候】
【形 態】
【コースタイム】

局ヶ岳(1029m)
飯南町/飯高町

日帰り1日 単独
仁柿峠栗又登山口(9:20)
 −(0:05)−
コース分岐(9:25)
 健脚コース
 −(0:40)−
海軍輸送機墜落跡(10:05)
 −(0:30)−
栗ノ木分岐(10:35)
 −(0:15)−
コース合流点(10:50)
 −(0:10)−
局ヶ岳頂上(11:00-12:00)
 赤桶コース(?)調べ(12:00-13:00)
 本コース
 −(0:50)−
仁柿峠栗又登山口(13:50)
――――――――――
歩行時間=3時間30分
 往路=1:40
 復路=0:50
 別コース歩行=1:00
総時間=4時間30分

1207tubone.jpg (48073 バイト)
「道の駅飯高駅」から局ヶ岳を望む





局ヶ岳仁柿峠栗又コース図(77KB)
GPSデータ・カシミール3Dにより作成

――――――――――――――――――――
1207kodomo.jpg (41595 バイト)
仁柿小学校の子どもたちからのメッセージ
環境看板作りの中で出来たもの。

1207-368.jpg (41373 バイト)
国道368号線(伊勢本街道)

1207touge.jpg (47878 バイト)
仁柿峠
登山口へは左の林道栗又線に入る。

1207kuti.jpg (43128 バイト)
登山口。
地元の人たちの手作り施設。
コース説明や花の一覧が便利だ。

1207ato.jpg (35105 バイト)
健脚コース中の「海軍輸送機墜落跡地」。
木の供養塔が横に立っている。

1207one.jpg (28492 バイト)
登山口からの距離を示す丁標。
進み具合が分かってありがたい。

1207tyou.jpg (37325 バイト)
頂上風景。

1207kuri.jpg (43166 バイト)
局ヶ岳頂上からの眺望。
△型の山=栗ノ木岳。局ヶ岳から縦走できる。
その後ろの山=修験業山 
背後のなだらかな山=三峰山

1207one2.jpg (31460 バイト)
尾根道。

1207momi.jpg (34069 バイト)
本コース12丁半にあるモミの大木。

1207miti.jpg (51063 バイト)
本コースの道は歩きやすい。

 前回の八鬼山行では、地元の応対に?を投げかけたのであるが、今回は「山は我々のもの、みんなのもの」と、地元の人々に愛され、大事にされている局ヶ岳に登ることにする。左掲の写真でも分かるようにこの考えは子どもたちにも伝わっている。山登りの我々に対する看板でもどこかのように「迷惑だ」と排撃するのもあれば、このように包み込んで環境保護に取り組もうというのもある。いろいろだ。
 局ヶ岳へは南麓に旧道・新道(現道とも)・椿の滝道といったコースがあり、それぞれよく利用されているが、北側にも仁柿峠近くの栗又から入る「仁柿峠コース」がある。このコースは手作りで地元の人たちが熱心に整備をされているものである。登っていてもいろいろと工夫があって楽しい。
 風が強くグッと冷え込んだ。一日晴れそうだ。国道166号線を粥見北で右折、368号線に入る。昔は伊勢本街道と言われた由緒ある道である。美杉・名張へ向かうが、仁柿峠を越えるのにジグザグの狭い道を走らなければならない。道の途中、仁柿小学校の児童たちが描いた看板が目だつ。ゴミの不法投棄を防止するための環境看板で、「不法投棄をすると条例で罰せられます」式のものより数段有効であろう。これは登山道にも立っていたが、なかなか意味深い言葉が書いてあって感心させられる。
 今日の局ヶ岳行の登山口は仁柿峠から林道栗又線に入って2kmほどの所にある。林道を走っていたら、地元の人たちが竹をわんさと切って軽トラに積み込んでいた。368でも同様風景があったので、不思議に思って尋ねると左義長の準備だということだった。仁柿にはこういう行事が豊かに残っているのだ。
 登山口には手作りのテーブル・ベンチ。コース説明や植物一覧のファイルが何セットか常置されていて、これを借り出して歩くことができる。自分もそれを読んでコースを頭に入れた。
 9時20分、出発。木橋を渡って数分行くと分岐になる。十字になっていて、右が一の宮、直進が健脚コース、左が本コースとなっている。往路は健脚コース、復路は本コースをとるつもりだ。まず右手の道を20mほど登って一の宮にお詣りする。市岐嶋姫命を祀る小さな社である。辻に戻って健脚コースを進むと、すぐ沢沿いの林道に出る。車の回転場から山道となる。1町(109m)ごとに丁標が打ち込まれ、所々コース図を貼り付けた案内板が設置されているので現在地を確認することができる。歩くときの励みにもなる。
 12丁の所が海軍輸送機墜落跡地で木の供養塔が建てられている。これを越すときびしい尾根となる。傾斜が急な上、ヤセた所、崩壊地があるので慎重に進まなければならない。登りはまだしも下りにこのコースを使うとかなり苦労するだろう。16丁の所に栗ノ木岳への分岐。縦走に5時間はかかりそうだが、一度挑戦したいコースではある。
 本コースとの合流点が近づいた18丁過ぎで展望がパッと開ける。栗ノ木岳は勿論、矢頭山や白猪山がよく見える。すぐに合流点。健脚コースでは19丁ぐらいになるのだろうが、本コースでは14丁半となる。
 木の根、岩角をつかみながら頂上への最後の尾根を登っていると、二人の先客があった。本コースをとってみえたらしい。挨拶をして追い抜くと、HPの話をされていたので自分も「もぐらもち」と名乗ってお尋ねをすると、「ふらりハイキング」の管理人さんであった。飄逸味があるので愛読しているHPである。
 11時ちょうど頂上に着く。すでに数名の先客。多分局ヶ岳神社の方から登ってみえたのだろう。早速頂上写真や眺望写真を撮りにかかる。少しモヤがかかっているが、栗ノ木岳・修験業山・三峰山がいい角度で見えている。
 カメラをしまって昼食の堅パンをかじっていると、知り合いの女性2人が来られたので挨拶。四方山話の中で、一緒に年忘れ山行をしようということになった。楽しみがまた一つ増えた次第である。
 12時、下山にかかる。登りでは気づかなかったが、2、3分下りた所に左に入る分岐があった。標識は立っていないが、テープもついて道は明瞭、展望もよさそうだ。まだ正午過ぎで時間に余裕があるので、30分だけ下りてみることにした。道は西から南西に向かっている。尾根を行くので迷いはしないが、大変な急傾斜である。標高1000mから740mまで下りて30分になったので引き返すことにした。GPSと地図で確認すると東又川に向かって降りており、赤桶に到達するように思われた。
 登りも30分。元に戻って今度は本コースをとる。コース分岐から200mの所にモミの大木があった。上部で枝を傘のようにはっていた。中間点には休憩ベンチが待っていてくれたので、水飲み休憩をした。
 13時50分、駐車場着。
 帰りがけ、仁柿集落内で川原に作られた左義長を発見。今日切られた竹も1月経てばよく燃えることだろう。里人の迎春準備がゆかしく思えた。



1207dondo.jpg (31154 バイト)
迎春準備(左義長)

 





















12月4日(木)、尾鷲市名柄町から八鬼山へ。

【山 名】
【山 域】
【天 候】
【形 態】
【コースタイム】

八鬼山(647m)
尾鷲市
快晴
日帰り1日 同行:F
三木里海岸公園P(9:45)
 −(0:15)−
名柄一里塚(10:00)
 −(0:25)−
籠立場(10:25)
 −(0:05)−
江戸道・明治道分岐(10:30)
 江戸道へ
 −(0:35)−
十五郎茶屋跡(11:05)
 −(0:45)−
さくらの森エリア(11:50-12:20)
 −(0:10)−
八鬼山頂上(12:30)
 明治道を下る
 −(1:40)−
三木里海岸公園P(14:10)
――――――――――
歩行時間=3時間55分
 往路=2:15
 復路=1:40
総時間=4時間25分

1204hantai-1.jpg (54369 バイト)
八鬼山の名柄登山口。
「熊野古道の世界遺産登録に反対」
という看板に迎えられる。
奥に見えるのが八鬼山。

――――――――――――――――――――
1204susuki.jpg (31256 バイト)
一里塚までの道はあまり手入れされていない。

1204itiri.jpg (28884 バイト)
名柄町一里塚
タブノキが植わっている

1204miti-1.jpg (48940 バイト)
熊野古道

1204sii.jpg (56999 バイト)
籠立場のシイノキ

1204miti-2.jpg (52391 バイト)
江戸道
急坂を整備中

1204miti-3.jpg (52082 バイト)
江戸道。
ガケ部分もある。

1204kouen.jpg (52004 バイト)
さくらの森エリア

1204kuki.jpg (43659 バイト)
さくらの森エリアから九鬼町を展望する。
左の山は頂山。

1204tyou.jpg (53807 バイト)
頂上のゴトゴト石。

1204jizou.jpg (47659 バイト)
三木峠

1204miti-4.jpg (52545 バイト)
明治道。

 東紀州の山を歩いていると、否が応でも「熊野古道の世界遺産登録とは何か」という問題にぶつかる。過疎化する地域の遺産登録にかける夢、その蔭に見え隠れする商業主義と観光主義。莫大な費用をかけた「遊歩道」整備。登録にかかわる様々な規制とその影響を受ける地域住民の被害と迷惑意識。
 今回の八鬼山行で、登りかけて見たこと・感じたこと三点。まず一つは上掲写真のような「熊野古道の世界遺産登録反対」の看板の多いこと。二つめは横だけでなく上にも網をかけた畑の多いこと。三つめは海岸近くの登山口から一里塚までの間に草が生い茂った手入れされてない部分があること(左掲写真)。以上三点であるが、これらはそれぞれに関わりあっていることのように思えた。
 以上の現代的問題はあるものの、山登りの対象としては変化に富んだ魅力ある山であった。熊野古道紹介の本やHPにはよく「八鬼山越は西国一の難所」などと出てくる。その紹介を読む限りにおいては、どんな急峻・危険な山であろうか、と思ってしまうが、山登りとしてはさしたる危険もなく初級の位置づけになるだろうか。あまり脅かし文句に惑わされず、あるいは反対に古道ブームの山だと毛嫌いせずもっと盛んに登ってもいい山だと思ったが、どうであろうか。
 と前置きをして山行記に入る。
 国道42号線を順調に南下して9時前に矢ノ川峠にさしかかった。前々からこの辺りからの高峰山の写真を撮りたく思っていたので、矢ノ川トンネルの手前、千仭橋を渡った所の空き地に停車して何枚か撮った。すばらしい青空だ。今まで通る毎に撮りはしたが、いい条件ではなかったので、今日こそはという心づもりである。
 トンネルを過ぎてから左折、県道70号線(賀田港中山線)に入る。賀田の町に入る手前、輪内中学の横から今度は亥谷山の写真を撮る。ここも前々からねらっていた場所で、きっといいのが撮れただろうと思う。
 賀田からは国道311号線をとって海岸線を走る。三木里町を抜けて名柄町の沓川河口にある公園の駐車場に駐車。三木里・名柄側からの八鬼山登山は、ここから始まる。JR利用の場合は三木里駅から徒歩で20分ほどだ。海抜数メートルからの出発だから600mを越す標高をまるまる登ることになる。
 沓川の東20mほどの所に2m幅の舗装道があるので国道を渡ってこれに入る。と、前述の「熊野古道の世界遺産登録反対」の看板にぶつかるわけである。以後同様の看板が何枚もかかっていた。登録反対が主旨とは思われるが、中には「お疲れさまでした/でも我々住民には迷惑」というのもあったから、我々登山者(や古道巡礼者・観光客)は招かれざる客ということになるのだろう。昔から「まれびと」を歓び迎えるのが里のならわしではなかったのか、といささか不愉快になる。
 JRの線路を渡ると舗装路がきれ、敷石の(あるいはそれの崩れた)道となる。草の刈ってあるところもあるが、道が分からないほどにススキが生い茂っているところもある。これなどは「歓迎しない」意思表示と思われる。
 駐車地から15分で名柄一里塚。昔は道の両脇にあったそうだが、今は右側しか残っていない。塚に植わっているのはマツやサクラではなくタブノキであった。尾鷲市教委名の解説板があるので読んでおく。
 一里塚を過ぎるとすぐ沓川沿いの林道に出る。谷奥に八鬼山が見えてくるが、頂上は前の峰に隠れているようだ。数分の林道歩きで、小橋を渡ると今度は本式の山道となる。もともとはこの山にゴロゴロしていた石であろう、形のいいのが選ばれて敷石となり、昔の人々の通行を支えてきた。馬越峠越や八鬼山越の石畳は雑草で道が隠れるのを防ぐだけでなく、尾鷲地域特有の多雨による土砂流失を防ぐいい工夫だった。
 道の途中、整備事業による指導標のほか、木本高山岳部・尾鷲高ワンゲル部合同の道標や尾鷲消防署名の分岐標も立っている。
 10時25分、籠立場。りっぱなシイノキがある。5分後、江戸道・明治道の分岐。予備知識では江戸道は尾根筋の道で、急峻。荒廃していたのを最近整備中ということである。明治道は自然林の中を行く沢筋の道。比較的ゆるやかなので普通はこちらを歩く。というようなことである。われわれは登りに江戸道をとり、明治道を下りることにした。
 11時5分、十五郎茶屋跡。熊野古道には茶屋跡がいくつか残っているが、これは往時たくさんの人々の往来があったことを意味している。
 11時50分、「さくらの森エリア」という展望広場に着いて長めの昼食・展望・撮影休憩に入る。九鬼の町と熊野灘がくっきりと見える。水平線がはっきりしないのが難点だ。30分の休憩の後、頂上に向かう。
 10分足らずで頂上。といっても分かりにくい。三木峠の茶屋の後ろの小山に登るとゴトゴト石と呼ばれるオニギリ型の大岩がある。ここが頂上である。三木峠は明治道と江戸道の分岐になっている。峠には茶屋があったということである。今は展望東屋が立っている。ここに町石を示していたであろう地蔵が3体置いてある。
 三木峠の北側には町石地蔵が配置されているのに、南側にないのは伊勢神宮(北側)と熊野権現(南側)の勢力境界を示すものだということだ。
 3体の地蔵さんの写真を撮ってすぐ下山にかかる。明治道は自然林の中を行き、時々沢を渡る、変化に富んだ道である。整然とした石畳道になったり、それが崩れた道になったりである。道に落葉の降り積もったところは猪が掘っくり返している。この地域には猪がかなりたくさん棲息していて里にまで下りてきて農地荒らしを繰り返している。農地荒らしには猿も出かけるらしい。名柄町の人たちが畑を守るのに横だけでなく上にも網を張らなければならない理由である。熊野古道が世界遺産に登録されると様々な規制が地域住民にかかってくる。猪退治などの狩猟も古道近くではできなくなり、猪が増えれば農地荒らしもひどくなる。初めの反対看板の話に戻ると、だから登録には反対だ、ということなのかもしれない。
 14時10分、三木里海岸に下りて今日の山行は終わりとなった。歩行時間4時間半程だが、石道なので膝を痛めやすいのが本コースの問題点であろう。

1204hantai.jpg (43961 バイト)
こんな看板に見送られた。

12月2日(火)、尾根コースで古ヶ丸山

【山 名】
【山 域】
【天 候】
【形 態】
【コースタイム】

古ヶ丸山(1211m)
台高
晴/曇
日帰り1日 単独
カラスキ谷公園(8:05)
 −(1:55)−
柁山(10:00-10:10)
 −(0:35)−
清治山(10:45-11:00)
 −(0:35)−
奥芋口(11:35-12:20)
 −(0:50)−
古ヶ丸山頂上(13:10-13:45)
 往路を戻る
 −(2:15)−
カラスキ谷公園(16:00)
――――――――――
歩行時間=6時間10分
 往路=3:55
 復路=2:15
総時間=7時間55分

1202koga2.jpg (44169 バイト)
尾根上から見た古ヶ丸山。

古ヶ丸山尾根コース図
GPSデータ/カシミール3Dで作成(91KB)
――――――――――――――――――――
1202kuti.jpg (47172 バイト)
初めは植林の中の道を行く。

1202net.jpg (49402 バイト)
鹿除けネット。
左は自然林。右はヒノキの若木。

1202miti2.jpg (56076 バイト)
明るい尾根道。
下草は常緑のミヤマシキミ。

1202iwaba.jpg (58975 バイト)
奥芋口手前の岩場。

1202batu.jpg (47833 バイト)
伐採期を迎えた植林。
レンガ滝コースは道が分からなくなっている。

1202hime.jpg (46032 バイト)
ヒメシャラが尾根の明るさを増す。

1202mayoi.jpg (54340 バイト)
奥芋口から望む迷岳の稜線。

1202miti1.jpg (55190 バイト)
ブナの大木もある尾根道.

 レンガ滝コースは上部で植林の伐採・出材のために通行止めとなっており、無理して通ろうとしても放置された伐採木と鹿除けネットに阻まれてしまう。その代替コースとして前回(10/20)尾根コースを取ってみたが、自然林豊かな、なかなかいいコースであったので、今日もこのコースで登ることにした。
 尾根コースの登山口は422号線沿いのカラスキ谷公園南側の案内看板裏手にある。指導標がなければ仕事道と間違うほどの細い道である。このコースは、奥芋口のレンガ滝コース分岐の他、分岐や枝道はないので迷うことはない。指導標も適宜付けられている。
 8時5分、カラスキ谷公園駐車場を出発。ヒノキの植林内をジグザグに登り、10分余で尾根に上がる。直角に右に折れて尾根上を行くと、植林がきれて展望が開ける。カラスキ谷をはさんで真向かいに平行に走る尾根が見え、その上に迷岳から東に派生している尾根が見え隠れしている。鹿除けネットに沿って登るにつれて、迷岳の山崩れで荒れた南側斜面も見えてくる。振り返ると宮川の流れが見えている。鹿除けネットで隔てられた向こう側にはヒノキの若木が育っているからあと数年もすれば、これらの風景も見えなくなることだろう。左手には自然林が生い茂って展望は得られない。
 473mピークまではきつい登り。越えると少しゆるやかになって再び傾斜がきつくなる。10時前、道は直角に左に曲がって865mピークまで南進する。右側の木の間から三つコブの山の連なりが見えてくる。三つコブの左側が目ざす古ヶ丸山で、右の二つは白倉山への連なりである。
 10時ちょうど865mピーク(柁山)に着く。2時間近く歩いたので10分の休憩。ここからまた西進。しばらくはゆるやかな尾根道で、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラ、シャクナゲなどの木が多い。
 岩場が現れ、それを越すと清治山の標識が出てくる。その標識の出ている所を前回は971mピークと思ったが、そのピークは少し先にある。
 緩急を繰り返す尾根歩きで、今度はロープを頼りのきつい登りである。登りきると台地状の広い1056mピークに着く。奥芋口と言われ、分岐がある。右に折れればレンガ滝に達することができるが、現在はその途中で伐採地に入り込んでしまう。復路にこのコースを安易に採ると道迷いや事故の原因となる危険性がある。ブナやミズナラの大木。庭園風で感じよく、展望も多少きく。少し行くと右手に三つコブ(左が古ヶ丸山頂上)が見えてくるが、残念ながら頂上に雲が湧いたり雲の影に入ったりして写真にはならない。迷岳もねらうが、雲がかかったり、雲の影が縞になったりでこれも使えないだろう。
 最後15分ほど傾斜のきつい岩場を登って、13時10分頂上に着いた。露岩の山頂はそう広くはなく、落葉がふりつもって雑然としている。尾根を歩いている時はさほど感じなかったが、頂上は西からの風がきつく、立てた三脚が飛ばされそうになる。前回は霧のためにダメだったが、今回は強風のためにダメになりそうだ。素人カメラマンには対処しがたい状況である。
 台高の山なみも一応見えたので山座同定のため参考にデジカメで何枚か撮っておく(強風と寒さで手が震えどれもブレて使い物にならなかった)。耳フード付の帽子を被ったりフリースを着込んだりしても寒いので13時45分下山にかかった。
 下り始めると頂上を背にするので風は当たらない。順調に下りて14時15分奥芋口。レンガ滝コースの様子を見たく思ったが、今まで何回か歩いているので道を間違えることはないものの、放置された伐採木との「格闘」にかなり時間がかかりそうなので、あきらめて往路を忠実に戻ることにした。奥芋口からの下りは急傾斜の要注意箇所。左右とも切れ落ちているうえ、足元が不安定だ。細いロープでバランスをとりながらクリアした。
 復路ではほとんど休まず、カメラも出さなかったので、2時間15分の歩行で駐車地に戻ることができた。山間での16時はもう夕方だ。

1202koga.jpg (47733 バイト)
登山道から望む古ヶ丸山頂上(左)。

PR
結婚祝い 新築祝い 富山 氷見 プリザーブドフラワー 縮毛矯正剤不要のヘアアイロン 消費者金融 クレジットカード審査 防犯カメラ 防犯フィルム ロイヤルガーディアン 美容整形
債務整理 日経225 外国為替FX 塾講師 歯並び矯正 老人ホーム 留学保険 海外旅行保険 包茎 オフィス 引越し屋形船屋形船アルバイト  カギの110番 金庫 鍵屋
クレジットカード申込み 先物取引 高齢者ホーム Damon矯正 裏側矯正 アルバイト 塾講師 家事代行 キャッシング 比較 FX 初心者 必勝法 住宅ローン 中古車オークション クレジットカード審査
チャットレディ レーシック 履歴書 結婚相談所 人材派遣 おまとめローン レーシック アルバイト FX比較FX業者手数料ガイド SEO対策 富山企業情報 FX比較FX業者手数料ガイド キトキト
縮毛矯正やヘアアイロンを自宅で レーシック ショッピング枠を即現金化 看護師求人 歯科矯正 包茎相談 ショッピング枠現金化 ビジネスフォン及びビジネスホン おまとめローン
プリザーブドフラワー クリスマス 花 プレゼント 誕生日 転勤祝 合格 ギフト 贈り物 氷見 花いこい SEO対策 富山 高岡 氷見 ホームページ製作 富山 高岡 氷見 格安印刷
おしゃれな 短い 有料 メールアドレスはクライスサーバー 富山 高岡 氷見 企業 きときとのリンク集 キトキトドットコム クレジットカード現金化
格安料金でOJIJI.NETの6,000ユーザーへのフッタ広告掲載をしませんか? ページ下部・フッタ広告募集中